2014年10月29日水曜日

future landscapes

このブログを始めるにあたり、簡単にではありますが、その趣旨をまとめておこうかと思います。

このブログは、簡単に言えば僕が読んだ本から受けた示唆を言語化し記述していくというものです。いうなれば単なる感想文にほかなりません。印象的な文体や失いたくな言葉の数々を、ここに残していけたらと考えています。

僕の本職は薬剤師です。普段読む本は、その多くが薬学、医学関連の専門書ですが、その合間に読んだ一般書を中心に取り上げたいと考えています。

小学校5年生の時、ドイツの児童文学作家であるミヒャエル・エンデの「モモ」という本に出会い、夢中で読んで以来、本が好きになりました。薬学部へ行こうと思ったのも東北大学薬学部ご出身の瀬名秀明さんの小説「パラサイト・イブ」がきっかけの一つではあります。本との出会いは時にヒトが進むべき道を大きく変えていきます。

僕にとって本を読むという事は、コトバを得る、そんな感覚に近いと思います。いまだ自分が出会っていない、物の見方、考え方、そんな混沌とした何もない世界を、コトバという枠組みが、秩序ある世界に編み上げていく。本を読み、整理されていく思考は、まるで砂漠の何もない砂地に、きれいな模様を描き出すように、世界に彩を加えてくれます。読書とはさしあたってそのようなことです。

魅力的な文体、あるいは僕の心に響くメタメッセージ、そういった「文法」をremarkしたい。それがいつまでも消え去らないように、僕の思考の中に存在し続けてほしい。本は僕の未来、その景色そのもの。future landscapes


そんな本と思考をつなぐブログにしたいと考えています。

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